白髪ぼかしを重ねる時は足さない判断も|grace grayの白髪カラー
こんにちは。錦糸町のgrace gray、中村です。
徐々に完成させる白髪ぼかしは、来店するたびハイライトを増やすのでしょうか。答えは、必ずしもそうではありません。今ある明るさを見て、今回は色味を整えることを中心に考える場合もあります。
以前作った明るい部分は、次の来店時にも残っていることがあります。そこへ同じように明るさを足し続けると、気に入っていた落ち着いた部分とのバランスが変わることも。重ねるとは、毎回同じ工程を繰り返すことではないのです。
必要なのは、前回より何を増やすかだけでなく、何を残すかを決めることです。毛流れが見える明暗を残したいのか、全体をもう少し穏やかにしたいのか。今の仕上がりの好きな点を出発点にします。
写真では、横へ流れる明るい毛束と、その奥に見える落ち着いた色に注目してください。両方があることで、髪の動きが分かりやすく見えます。こうしたバランスを好きだと感じるなら、暗い部分を残すことも大切な選択です。
髪の履歴や状態を見て、必要な施術を選び直せることは、徐々に作るメリットのひとつです。今ある色を生かす判断は、次のデザインの余地にもつながります。ただし、何もしなくても同じ状態が続くという意味ではありません。
続けているカラーを見直すときは、根元、表面、内側、毛先を分けて見ます。全体を一言で明るいと捉えるより、どこに明るさが残っているかを確認した方が、必要な調整を選びやすくなります。お客様には難しい判断をしていただく必要はなく、好きな見え方を教えていただければ大丈夫です。
色味を整える回と、明暗の配置を見直す回を分けて考えることもあります。前回の施術を土台として使えるか確認するためです。毎回すべてを作り直す前提にしないことで、今の髪をよく見た提案につながります。
また、髪を伸ばしている途中や、今後短くしたい予定がある場合も共有してください。残す長さが変われば、見えてくる色の範囲も変わります。次の一回だけでなく、これからの髪型と合わせて考えると、足す量を決める理由がはっきりします。
次の相談では「ここは今のままが好き」という点を、ぜひ中村に教えてください。変える場所と残す場所を分けて、足すことだけに頼らない白髪ぼかしを一緒に考えます。